プロテクトラインと言われてもピンとこない人が多いと思います。プロテクトラインとは基準価額の下限水準(ライン)を決めて、基準価額がこれ以上下がらないように水準をプロテクト(守る)した運用をします。この時の水準がプロテクトラインです。ちなみにこのプロテクトラインは運用会社によっては移動します。
プロテクトラインの水準は自分で決められない
プロテクトラインは予め運用会社が決めたルールに従って固定または移動するから、投資家側からプロテクトラインを設定できなくて、ラインの水準によってはまともに運用できないうちに繰り上げ償還になる恐れがあります。
効果的に投資をするには
まず現在の基準価額からプロテクトラインがどれだけ離れているかを確認です。あまりにも近いと基準価額が下がった時にプロテクトラインの水準に達してすぐに繰り上げ償還になってしまいます。逆に大きく離れると今度はラインが見直しされてプロテクトラインが上昇する場合があります。固定式の場合は気にしなくていいけど、移動するタイプは移動することも考えて投資をすべきです。
どのような目的の投資に向いているか?
まず投資をする場合長期か短期かでどの銘柄を選ぶかが決まります。プロテクトライン付きのファンドの場合は長期と短期のどちらに向いているかですが、長期には向いていないことは確かです。短期だと変動幅が小さくても長期だと変動幅が大きくなりますから、基準価額が下げて場合プロテクトラインに接触して繰り上げ償還になってしまう恐れがあります。ゆえに短期で運用すべきです。しかし短期で運用といってもプロテクトラインで利益を大きく減らさないように長期の気持ちで運用もできます。そのためには買ってから値上がりして含み益になっている必要がありますが。
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