つみたてNISAは何故普及しないのか


金融庁の肝いりで始まってつみたてNISAですが、信託報酬を無理やり下げさせるというブラックな考え方に反対して、全く利用していないし宣伝もしませんでした。さらに廃止になれと願掛け……てするだけ無駄だからしませんが。


現在ですが、つみたてNISAのことが話題にならない状態で、金融機関どころか金融庁ももう力を入れていないような感じです。なぜこんな状態になったかというと、金融機関は儲からないから全然宣伝しないし、利用する投資家側も投資対象が買いたいと思わないものばかりだから、一部の人しか利用しません。金融庁も頑張っていましたが笛吹けど踊らずで、金融庁の努力は税金の無駄遣いになりました。


個人的には計算通りで、実につまらない結末ですが、とりあえず計算通りの理由を説明します。つみたてNISAは、普通のNISAから株式とほとんどのアクティブファンドを除いていますから、それらの利用者がつみたてNISAを使いたいと思わないわけで、金融機関も儲からないどころか赤字だから頑張らないのは明白で、最初からわかりきったことでした。計算外なのは金融庁が頑張ったのと、金融機関に半ば強制的につみたてNISAの宣伝をさせたことで、実質金融機関がつみたてNISAの宣伝をしているわけで、その分読み違いになりました。結果は変わりませんでしたが。


つみたてNISAのせいで現行NISAが無くなるということですが、つみたてNISAの現状を考えて、現行NISAを残して、つみたてNISAの方を廃止になってくれると実にありがたいです。ただ金融庁も間違えを認めたくないから、現行NISAの廃止を進めるでしょう。どっちにしろ日本の財政事情だと投資家への課税は必然だから、NISAの廃止は必然として、課税されても十分な利益を生み出す投資先の開拓に力を入れていくことがこれから重要になっていきます。




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